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特別養護老人ホームと有料老人ホームの違いとは?メリットとデメリットについて。

福祉業界における事業所の母体は様々です。
 

介護保険サービスを提供するという目的は同じですが、経営理念や福利厚生など異なる部分があるため、働き手にとっては気になるところかと思います。

 

代表的なのは社会福祉法人と株式会社となりますが、これらについて 

  • 特別養護老人ホームへ転職を検討している。
  • 有料老人ホームへ転職を検討している。
  • 賞与はあるのか?
  • 未経験ならどちらに就職すれば良いのか?
  • 自分にはどちらが合っているのか?

と疑問を持たれる方は多くおられるかと思います。

 

今回は過去に私が在籍した特別養護老人ホームと有料老人ホームついて、内情の違いやメリットとデメリット等をお話してゆきたいと思います。

 

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目次

最初に

数ある法人格の中でもよく耳にするのが社会福祉法人と株式会社ではないでしょうか。

この2つの法人の特徴を簡潔に説明すると、

  • 社会福祉法人仕事はハードだが給料や賞与、福祉構成が充実している。
  • 株式会社は特養に比べると仕事はマイルドだが給料や賞与、福利厚生は劣る

といったイメージがあります。

 

ひとつの事業所で長年勤めた場合、真面目に業務に取り組めばそれなりのポジションや役割に就ける人もいますが、残念ながら全ての人が順風満帆に、とはいかないのが現実です。

初めて福祉業界に入り、同じ事業所で定年退職する人は極僅かです。

これは専門職であるが故の転職のしやすさであったり、職種変更であったりと様々です。

 

自分のライフスタイルを優先するのか、それともお給料や社会的地位を優先するのかでも就職先は変わってくるかと思いますので、

自分が何を優先したいのか

をじっくりと検討する事をお勧めします。

社会福祉法人 特別養護老人ホーム

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大規模な組織が母体になっている事が多く感じます。

中には特養、老健、デイサービスなど多数の事業所を持つ場合もあります。

また、医療法人が母体でそこからの派生である事もありました。

 

施設の名称は例外もありますが『◯◯苑』など、落ち着いた印象のものが多いと感じます。

歴史ある社会福祉法人の場合、施設の内装は見事なユーズド感があったり、古風な設えである事が多いです。

社会福祉法人のメリット

  • 福利厚生が手厚く、退職金制度がある。
  • 賞与が期待できる。
  • 研修制度が充実しており、資格取得を斡旋してもらえる。
  • 介護福祉士など国家資格を持っている場合、株式会社に比べて住宅ローンの審査がスムーズなど、社会的信用度が高い。
  • 周辺の地域では知名度が高い。

社会福祉法人のデメリット

  • 業務が過酷であり、離職率が高い。
  • 法人独自の思想があり、それに馴染めない場合などは苦痛。
  • 複数の事業所や部署を持つ場合、異動が度々あり落ち着かない。
  • 人間関係が劣悪な事もある。
  • 上下関係が厳しく、意見が反映されにくい。
  • 仕事が出来る人間に負担が大きい。

社会福祉法人メモ 

介護職員は薄給と思われがちですが、社会福祉法人である程度のポジションに就くことが出来れば手当がしっかりと上乗せされます。

ただし、残業代は付かない事が多いので注意が必要です💦

 

法人によっては国家資格以外にも社内ライセンスを取得していれば、ライセンスの等級によっては割と高額な手当てが発生する事もあります。

就職活動では面接時に昇給のシステムについてしっかりと話を聴く事をお勧めします。

 

法人独自の思想では、例として『オムツゼロ運動』の様な考えが定着している場合、従来型特養の出身者が入職してしまうと、自分の持ち味を活かせない、評価に繋がらないといった事がありますので注意です。

株式会社 有料老人ホーム

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大企業から零細企業まで母体の規模は様々です。

フードサービスの会社や不動産屋などが福祉業界に参入している為、実に様々です。

有料老人ホームは株式会社が運営している事が多くある様に思いますが、中には医療法人や社会福祉法人が運営している事もあります。

 

施設の名称は華やかなものが多く、内装はホテルに勝るとも劣らない設えとなっている事もあります。

敷地の面積では社会福祉法人の特養などに多少劣る印象があります。

株式会社のメリット

  • 業務がそれほど過酷ではない事が多い。
  • 人間関係がのんびりしており、居心地が良い。
  • 特に思想に拘った事業所は少ないため、スタンダードな力量があれば業務はこなせる。
  • 上司との距離が近く、意見が反映されやすい。
  • 意見が反映されずとも、上司からのレスポンスは早い。

株式会社のデメリット

  • 福利厚生は企業により差があり、退職金制度が設けられていない事が多い。
  • 処遇改善金が賞与とされたり期待できない事が多い。
  • 経験やそれなりの技量があれば急な異動もある。
  • 零細企業に属している場合などは住宅ローンの審査時など難航する事があり、社会福祉法人に比べて社会的信用度はやや劣る。

株式会社メモ 

特養に比べるとハードワークではない印象を受けると思います。

申し送りや個別ケアの徹底、といった部分も若干ゆるやかであり、精神的にも余裕を持てる事が多いです。

 

社会福祉法人の特養の多くは他の部署であるデイサービスやショートステイが併設されていますが、有料老人ホームは当該事業所のみのメンバーで業務にあたるので、小回りが効き柔軟性があるかと思います。

 

身体的・精神的に負担が少なく感じますが、賞与が少なく退職金制度が設けられていない場合が多くあります。

また、別事業所への異動となった場合は遠方に配属されてしまう事もある為、定期面談などでは安易な発言をしない様にしましょう。

違いの一覧

これらのメリット、デメリットを一覧に纏めてみます。

3段階の評価で該当するポイントは赤でマークしています。

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特養については従来型、ユニット型で心身の負担は大きく変わりますし、有料老人ホームについても住宅型か介護付きかでも変わります。

あくまで私の経験談ですので一概に良し悪しは決めれませんが、参考までに。 

就職するなら 

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私のイメージでは

  • 柔軟・タフさがウリで将来的に安定を望むなら特養。
  • 長期的にじっくり働きたいのであれば有料老人ホーム。

といったところでしょうか。

 

一概にどちらが良いとは言えないのですが、私が職場を選ぶ基準としてはお給料や福利厚生以外であれば

  • 自分のライフスタイルに合っているのか?
  • 自分は仕事に熱中したいのか、自分の時間を尊重したいのか?
  • 長期的に務めた先に得るものはあるのか?

を考える様にしています。

 

例えばですが、仕事が終わって帰宅する時に

 

あぁしんど。。。(~_~;)

 

と言って帰宅するより

 

疲れたぁ~!!(*´Д`)

 

と言って帰宅する事が出来るかどうか。

この差は大きいと思います。 

給料や賞与を優先する場合

社会福祉法人が安心できます。

何故なら社会福祉法人が行った事業の利益は税金が非課税となるのです。

その為、

  • よほどの経営悪化
  • 設立直後で収益が軌道に乗る前

以外は法人の財政状況は安定する事が多いのです。

※因みにこれを『内部留保』と言います。

 

経営者がこの利益を職員に還元するか否かは事業所により変わりますが💦

未経験者の就職の場合

若いうちは社会福祉法人特別養護老人ホームや介護老人保健施設でしっかりと基礎を身に着け、経験を積み資格を取得してからは株式会社の有料老人ホームで働く事がお勧めです。

 

何故なら特別養護老人ホームで数年経験を積むと、ある程度の事は出来る様になるからですw

ただし、これは万人に当てはまるとは言えませんので先程も述べましたが

自分が何を優先したいのか?を明確にする事が大切です。

最後に

何にせよ仕事には自分の努力や工夫が必要不可欠となりますが、考えてみて下さい。

人生の大半は職場で時間を費やす事の方が多いのです。

ですので、職場は自分にとって楽しくあるべきなのです。 

 

その楽しさを継続できる素材は自分にとっては何なのか?

もしも転職を検討している方がおられるのなら、一度しっかりと自分の事を分析した上で検討してみる事をお勧めします(^^)

 

 

 

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