みつまるライフ

福祉業界の資格や経験談、趣味や日常の出来事をご紹介★

MENU

人事考課の仕組みを公開!知っているとメリットだらけ!

人事考課は私達のお給料の額に直結します。

 

多くの場合が半年に1度の人事考課があり、お給料や処遇改善金、そして賞与にも反映されるので非常に気になりますよね。

 

介護職員における人事考課に際して

  • 事業所から求められているポイントは?
  • 業務のどの部分が重要なのか?
  • 人事考課に上司の私情は入らないのか?
  • 資格の有無は人事考課に影響するのか? 

と疑問に思われている方は多いのではないでしょうか。

 

今回は施設勤務の介護職員を例とした人事考課のポイントをお話してゆきます。 f:id:mk5713:20190610042801j:plain

目次

最初に

結論から言うと

どれだけ会社に貢献したのか?

が問われます。

 

まず一般的な例として、営業職や小売業などでは主に販売実績が問われます。

これはつまり各自の能力と結果を数字化し判断されると言う事なのです。

 

ただし福祉業界の場合では介護保険による収入が上限が定められているが故に、どれだけ手元に残せるかが重要となります。

 

少し掘り深めて考えてみると

  • 出費を最小限に抑えること
  • 最小限の労力で最大限の収入を得ること

の2点が組織から求められているのです。

 

具体的には

「どれだけベッドの空きを抑えられたか?」

これを言い換えると

「どれだけ入院させることを防いだか?」

となります。

 

介護福祉士の日々の仕事については、その業績を数字化したり見える化したりすることが出来ない為に、こういった部分が注目されるのです。

 

一般企業と比べると

直接的な貢献というよりも間接的な貢献をしている

という事を意識してもらえれば解り易いかと思います。

ポイント①「シフトに穴を空けていないか?」 

当たり前ですが、頻繁に仕事を休む職員の評価は低くなります。

 

これはその職員が休んだ事で

  • 他の職員に負担がかかる ➡ 職員の士気が下がる
  • 残業代が発生する    ➡ 不要な出費が発生する
  • 十分なケアが行えない  ➡ 利用者やご家族からのクレームに繋がる

といった事が起こります。

 

最小限の労力で最大限の収入を得るため、多くの現場では十分な人員配置が出来ていないのではないでしょうか?

そこに欠勤者が出ると・・・もう解りますよね( ;∀;)

 

組織視点でも現場視点でも、欠勤者が出る事は非常に痛手となるのです。

それに付随して

  • 遅刻早退はないか?
  • 日常的な体調管理ができているか?

も必然的に問われる事になります。

ポイント②「トラブルを起こしていないか?」

日々関わる利用者をはじめ、職員を含めた人間関係も査定に関係します。

内なる感情で収まっていれば問題はありませんが、業務に支障が出るレベルであれば必然的に評価は低くなります。

利用者に対して

利用者に対しては適切なケアや言葉遣い、立ち振る舞いが出来ていないとクレームに繋がります。

これが敏感なご家族がおられる場合、施設の評判の良し悪しに大きく影響されるため、悪評が立ってしまった施設は新規入居者会得の機会を逃す事にもなり兼ねません。

 

また、介護事故の有無についても判断されますので身体介護には注意が必要です。

大きな事故の場合、入院となれば

  • 一時的に施設の収入が減る
  • クレーム対応等で余分な労力までも必要となる

となってしまうからです。

 

更に骨折や縫合を伴う介護事故が発生した場合、管轄の行政機関に報告書を提出する必要があったりと、非常に労力・時間が必要となってきます。

職員に対して

職員に対しては日々の関わり方をはじめ、仕事に取り組む姿勢が重要となってきます。

 

職員間で人間関係が良好でないと、退職者が出てしまいます。

組織はその分、人材の募集をかける事となりますが、これにより

  • 人材募集する事により経費が必要となる
  • 新人が入職してきた場合、教育に労力・時間が必要となる

となってしまうからです。

 

私が聞いた話では

 

「募集にかけたお金が年間3ケタいったで!!」

 

と嘆いている事業所もありました💦

人間関係が良好であった場合、このお金を職員に還元する事も出来たでしょうに。。。

 

何にせよ、快適な職場は組織と現場の両者にとって重要という事ですね(^^)

ポイント③「どれだけ成長したか?」

先程までは少々マイナス要素なチェックポイントでしたが、普段の仕事への頑張りについても勿論評価に反映されます。

日々の業務 

簡潔に言うと、どれだけ業務の幅が広がったか?という事です。

 

想像してみてください。

あなたが新人として入職した時に比べて、任される仕事の量はどうなっていますか?

 

日常的な身体介護業務に加え、物品の補充(発注)やサービス担当者会議やカンファレンスへの参加など、「あの頃」に比べて自分の担当する業務が増えている方が多いと思います。

 

組織目線で言うと、成長するという事は

組織から信用を得ており、仕事を任される機会が増える

と言う事になります。

 

「上司から雑用を押し付けられた!( ゚Д゚)」

「仕事を増やされた!( ゚Д゚)」

 

と感情的になる気持ちはよ~く解りますが、一度冷静に「組織目線」で捉えてみると感じ方も変化するのではないでしょうか。

 

ここで重要なのは、現場の介護業務に加えて

施設運営に関わる業務を少しずつ出来る様になる

のが評価アップのコツなんですね(^^)

 

今の業務に慣れてきたら、上司が行っている業務の雑用部分でも良いので関わらせてもらう様にすれば良いでしょう。

所持する資格

介護施設には人員配置が定められています。

これは簡単に言うと

介護福祉士の資格を所持する人が◯人必要です」

という事です。

 

介護保険事業を行うに際しては国が定めた規定に沿っての運営が条件となりますので、法令遵守のためにあなたが役に立ったのか否か?が問われるのです。

単に経験が長い、だけではなく福祉業界は

経験に見合った資格も求められているという事ですね。

 

資格の勉強?めんどくさ(´・ω・`)

と言う人は確実に損をしているのです💦

 

また、法令遵守や組織の収益に無関係であったとしても、資格の有無は人事考課の材料になりますので

  • 時間に余裕がある。
  • 少しでも興味がある。
  • 今の自分に危機感を感じる。

といった方は是非資格取得を検討してみて下さい!

因みに資格があれば転職にも有利となります。

ポイント④「どれだけ入院させることを防いだか?」

同じく普段の仕事への頑張りが評価される部分です。

 

よくある例としては

  • 褥瘡のある利用者の体位変換をマメに行う。
  • 脱水気味の利用者の水分補給をマメに行う。
  • 転倒のリスクが大きい利用者に寄り添う。
  • 認知症が重度な利用者に寄り添う。

ではないでしょうか。

褥瘡のある利用者の体位変換の必要性

「一点に荷重が継続してかかった場合、2時間で壊死が始まる。」

と学習した事で、体位変換=2時間おきと考えがちですが、私的には

 

「いや、別に30分とかでもえぇやん。」

 

なんですw

 

マメに体位変換を実施する事で、褥瘡からの発熱(俗に言う褥瘡熱)による入院は防ぐことが出来ます。

全ての利用者に当てはまる訳ではありませんが、褥瘡の悪化を遅らせる事はできますので、将来的に入院が必要であってもその時期を遅らせる事はできます。

 

これは組織の収益目線以外にも、一人の介護福祉士として「どれだけ穏やかな日々を送ってもらえるか?」といった視点でも大切な事なのです。

 

他の介護職員や上司が後から見ても解る様に、体位変換表がある場合は必ず実施時間と自分の名前を記入しておきましょう!

脱水気味の利用者への飲水の必要性

高齢者は身体に水分を貯めておく機能である筋肉が少ない為、どうしても脱水に陥り易いです。

 

そして問題となるのが

  • 水分摂取を勧めても拒否が強い。
  • そもそも開口しない。(口を開けてくれない)

なんですね。

 

その場合、無理強いは出来ませんが私が心がけている事として

 「1回で一口しか飲めないなら、それを何回いけるか?」

 なんです。

 

極端ですが、この考えを職員全員が行えば脱水のリスクは大きく減らす事が出来ると思います。

 

これも他の介護職員や上司が後から見ても解るように、水分摂取表などがある場合は必ず実施時間と自分の名前を記入しておきましょう!

転倒リスクが大きい利用者に寄り添う

「最近あの人の歩行が不安定」

「方向転換の時に危なかった」

こんな話をよく耳にすると思います。

 

普段と違う様子やADLの低下などが見受けられた場合は、速やかに

  • 介護記録に残す。
  • 上司に報告する。

最低でもこの2点を行いましょう。

 

転倒による骨折が起きてしまった場合、入院は避ける事が出来ません。

なるべく早い段階で傾向と対策を意識する事が必要なのではないでしょうか。

 

気付いた事や普段行わない様な対応をした場合は、自分の対応内容をしっかりと介護記録等に残し、他の介護職員や上司が後から見ても解るように情報共有に努めましょう。

認知症が重度な利用者に寄り添う

歩行状態が不安定な利用者と重複する部分も多くあると思いますが

など問題行動と呼ばれる部分にアプローチをします。

 

これらもなるべく早い段階で動き出す事が必要となるかと思います。

対応する職員や利用者の状況によってケアの内容は変わると思いますが、自分なりの関わり方、つまり自分の持ち味を活かした関わり方をしっかりと構築できると良好な人間関係が保てるのではないでしょうか。

 

利用者の日々の様子と自分の対応内容をしっかりと介護記録等に残し、他の介護職員や上司が後から見ても解るように情報共有に努めましょう。

人事考課のチェック項目

人事考課については事業所によりその手法が違います。

近年では人事考課の際に面談を行い、

  1. 上司と部下が今後の課題や目標設定をする。
  2. 次回面談時に達成度を確認する。
  3. 達成度を人事考課の材料とする。

といったオープン式な方法もあります。

(これ以外にも上司からチェックされている部分は勿論あります)

 

そして注意すべきは

面談のみが行われる事業所に在籍している場合です。

 

この場合、

  • 自分が何を求められているのか?
  • 自分の課題や弱点は何なのか?
  • 自分の今後の方向性は?

など、疑問は多く浮上してくる事でしょう。

 

前置きが少々長くなりましたが、この項目では全項に上げたチェックポイント以外に

  1. 私が実際にチェックしたポイント
  2. 他の事業所の管理職の方がチェックするポイント

の2つの視点から見たポイントを一覧に纏めてみました。

f:id:mk5713:20190419002532p:plain

評価はS~Dの5段階とし、評価の合計点数を総合評価とします。
総合評価の点数が高いほど、評価が高くなる仕組みです。

私が様々な人に見て・聞いてを繰り返し、人事考課の仕組みを調べた結果がこちらです。

人事考課で介護職員に求められる項目としては多少の違いはあれど、どこの事業所でも似通ったモノになっているのではないでしょうか。

 

毎日現場で頑張る介護福祉士の皆さんの目安になれば幸いです(^^)

人事考課の裏話

少々過激かもしれませんが、人事考課について覚えておいて欲しい事があります。

それは

  • 人事考課には上司の私情が反映される。
  • 良い職員とは、上司から見て「都合の良い職員」である。
  • 評価とは「他人からの見た目が全て」である。

 この3点です。

 

人事考課には私情を入れない事、が原則となっています。

しかしながら人の評価をするのは人なのです。

 

先程はチェック項目についていくつかお話ししましたが、チェック項目以外にも特記事項」として管理職目線で職員を観察して感じた所感も反映されるのです。

 

業務そのものに大きな問題はなくとも、

  • 上司に対して必要以上に意見する。
  • 指示を聞かない。
  • 元気よく対応しない。
  • 陰口を言う。 

 など、印象が悪ければ

 

何かしらの理由をつけて低評価を付ける上司がいる

 

という事は絶対に忘れないで下さい💦

是が非でもイエスマンになれ、と言う訳ではありませんが残念ながら事実なのです。

 

「上司に媚びるなんて出来るか!」と思う方も多いと思いますが、

ここは「上司を立てる」と考えを変える事が賢明だと思います。

人事考課に関わる資格

先程お話した資格の種類についてご紹介します。

日々の業務が特に問題なく行えており、人間関係も特に悪くなければ

所持する資格は人事考課に良い影響を与えます。

また、転職の際も有利となります。

介護職員初任者研修

以前のヘルパー2級と解釈して下さい。

転職するには必須と考えて下さい。

介護職員実務者研修

よく「初任者研修と介護福祉士の間」と表現されます。

転職するには必須と考えて下さい。

介護福祉士

言わずと知れたスタンダードな資格です。

転職の際は有利です。

介護支援専門員(ケアマネ)

介護福祉士の次はこれ!と考える人も多いです。

主に介護保険サービスの調整を行います。

転職の際は有利ですし、そもそもケアマネとして就業するなら必須です。

福祉住環境コーディネーター

1級、2級、3級とありますが実は福祉業界ではあまり活躍の場はありません💦

リフォーム業者さんなど、建築業界の方が重要視されています。

転職の際は、あまり重要視されません。

認知症ケア専門士

認知症に対するケアの方法を掘り深めた資格です。

転職の際は「持っていても良い資格」といった位置づけではないでしょうか。

社会福祉主事任用資格

行政機関の相談窓口(主に生活保護ケースワーカー)で業務を行うための資格です。

生活相談員になるにもこの資格が必用になる場合があります。

転職の際は有利ですし、そもそもケースワーカーとして就業するなら必須です。

社会福祉士

行政機関、施設、病院などでの相談支援を行います。

活躍の場は数多くある資格です。

転職には非常に有利です。

精神保健福祉士 

行政機関、病院で相談支援を行います。

社会福祉士と同じく重宝されます。

転職には非常に有利です。

衛生管理者

事業所における従業員の数により配置が定められています。

第1種と第2種があり、福祉業界では第2種からが適応されます。

転職には有利です。

喀痰吸引等研修

1号、2号、3号と種類があり、それぞれが行える一部の医療行為について範囲が異なります。

吸引器を使った喀痰の吸引や、経管栄養を取り扱う事が出来る様になります。

転職の際は有利です。

資格と職種を具体的に

先程お話した資格や職種の詳細については、過去に作成した記事をご覧ください。

 

www.320life.work

 

www.320life.work

 

www.320life.work

最後に

今回は私の経験談をベースに人事考課についてお話ししました。

などなど、 定期的な介護保険制度の見直しと改正以外の法令の発表などにより私達の「働き方」や「評価基準」は変化してきましたし、そしてこれからも変化し続けるのではないでしょうか。

 

現在は新たな政策が構想され、10年以上経験のあるの介護福祉士には一般企業並のお給料が支給される等、国を上げての人材確保に乗り出している訳ですが、残念ながら世間一般的に介護福祉士はまだまだ賃金が安い事で有名です。

 

「いつまでたっても給料が上がらない!」

「支払う分(もらう分)はすぐにカットされる! 」

 

と考えがちな福祉業界ですが、昇給のための判断材料は非常に少なく、逆にカットするための判断材料の方が見えやすいことが原因となっているんですよね💦

 

前項でも触れた様に、大切なのは自分が組織にどれだけの経済効果をもたらしたのかを考える事により、自分の需要を高めるきっかけになるのではないでしょうか。

 

今回の記事が日々介護の現場で汗や涙を流している人にとって、何かの火種となれば幸いです(^^)

 

また福祉業界だけではなく、一般企業目線の人事考課について掲載されている記事がありました。

非常に解り易く記載されていましたので、興味のある方はご覧ください♬

www.careerhigh.jp

 

最後に私が介護福祉士として

  • 日頃の業務のあり方について疑問に思う。
  • 職場の人間関係について悩む。
  • 自分の介護福祉士としての力量について焦りがある。
  • 延いては自分は周りからどの様に評価されているのか?

など、一番思い悩んでいる時にとある利用者さんから掛けられた忘れられない一言を。

 

「偉くならんでいいから賢くやりや。」

 

と語りかけて下さいました。

 

自分は今、賢くやれているんだろうか。

この一言には実に色んな意味合いが含まれている様に思います。

今のところ、評価の内容を意識する事も大切ですが、最も重要なのは

無理に競い合わずに自分の持ち味を活かす

という事なのかな?と考えています(^^)

 

<