みつまるライフ

福祉業界の資格や経験談、趣味や日常の出来事をご紹介★

MENU

病名の前の「◯◯性」とは?意味を解説します。

介護サマリーやアセスメントには必ず既往歴が記載されています。

そんな既往歴ですが、病名の前に「〇〇性」と記載されている部分に疑問を持った方も多くいらっしゃるかと思います。

この意味が理解できないと、ちょっと不安ですよね💦

 

そんな訳で、

  • 病名の「◯◯性」の違いが解らない。
  • 種類が多すぎて解らない。

と感じているのは私だけではないはずw

 

今回はその中でも介護の現場で見かける代表的なものを中心にお話してゆきます。 

f:id:mk5713:20190610043117j:plain

目次

最初に

病名の前に付く「◯◯性」とは大きく分けて

  1. 時間の経過を表すタイプ
  2. 病気の特徴を示すタイプ

の2点があります。

 

まずはこの2つのタイプを覚えておく事で、後に記述する詳細部分も理解しやすくなるかと思います。

時間の経過を表すタイプ

f:id:mk5713:20190427022734p:plain

介護の現場では一番よく使われるものです。

受傷直後からの時間の流れや経過、つまり病気の期間を表すものとなります。

急性(きゅうせい)

施設入所されている利用者の体調に変化があり、緊急搬送された場合など。

受診先の病院では「急性〇〇〇」と診断される場合が多いです。

 

特徴は

  • 症状が急に起こり、 その進み方が速いこと。
  • 急な発症し経過の短いもの、つまり急に発症して早く治るもの。
  • 期間は2~3週間のもの。

となります。

 

つまり「◯◯さん、病院行ったら△△やってんて!」が急性なのです。

※◯は利用者名で△は病名です。

 

例として、急性腎盂炎や急性胃腸炎などがあります。 

慢性(まんせい)

介護保険特定疾患にもこのタイプがあります。

介護サマリーにはこの病名も多く見られますね。

 

特徴は

  • 急激な症状の変化はない。
  • 長引いてなかなか完治しない状態や病気の性質。

となります。

 

つまり「◯◯さんは△△あるからなぁ~。」が慢性なのです。

※◯は利用者名で△は病名です。

 

例として、COPD慢性閉塞性肺疾患)です。

また「慢性」とは付きませんが、糖尿病や高血圧症も含まれます。

亜急性(あきゅうせい)

以外に知らなかった人も多いかと思います。

個人的にはサマリーなどでもあまり見た事がない印象があります。

 

特徴は

  • 一番症状が悪い状態から抜け出したが回復には時間が掛かり、症状が続いている状態のもの。
  • 急性と慢性の間と言われる。
  • 期間は1ヶ月~3ヶ月のもの。

となります。

 

つまり「中途半端な期間やなぁ。」が亜急性なのです。

 

例として、亜急性心筋梗塞などがあります。

陳旧性(ちんきゅうせい)

こちらも聞き慣れないかもしれません。

個人的には亜急性よりも少し出会う頻度は高い印象があります。

 

特徴は

  • 急性や亜急性よりも時間が経過したもの。
  • 昔、罹患した病気が完治していないもの。
  • 時間が経過して症状が落ち着いているもの。

となります。

 

つまり「めっちゃ前の病気やん。」が陳旧性なのです。

 

例として、陳旧性心筋梗塞や場合により骨折も含まれます。

まとめ

以上の期間のイメージを表にしてみます。

何となくでも良いのでこのイメージで 覚えてもらえればと思います。

f:id:mk5713:20190428085810p:plain

病気の特徴を示すタイプ

先程お話した「◯◯性」ですが、病気の期間を表すものとは別に病気の特徴を表したタイプのものもあります。

その中でも介護の現場でよく見聞きするものを上げてみます。

一過性(いっかせい

病気の症状が出るが、一時的でありすぐに消えること。

例として、一過性脳虚血発作が有名です。

先天性(せんてんせい)

生まれつきの病気であるもの。

例として、染色体疾患のダウン症候群など。

虚血性(きょけつせい)

局部的に血液量が減少し、貧血となるもの。

例として、狭心症心筋梗塞が有名です。

尋常性(じんじょうせい)

普通に観られ、よくある事例のこと。

例として、スキントラブルである乾癬が有名です。

遅発性(ちはつせい)

発症するまでに時間差があること。

例として、難病指定されている遅発性内リンパ水腫があります。

二次性/続発性(にじせい/ぞくはつせい)

ある病気から連鎖してかかってしまう病気のこと。

例として、糖尿病からの糖尿病性網膜症があります。

原発性(げんぱつせい)

二次性(続発性)とは逆であり、その部位で最初に発病すること。

その部位に病気の原因があること。

例として、各部位のがこれに当たります。

孤発性(こはつせい)

病気の症状が散発的に起こるもの。

言い換えると「飛び飛びで起こる」もの。

例として、孤発性パーキンソン病など。

まとめ

以上の特徴のイメージを表にしてみます。

何となくでも良いのでこのイメージで 覚えてもらえればと思います。

f:id:mk5713:20190428100359p:plain

最後に

今回の記事については私の疑問が始まりでした。

今までイマイチはっきりせず、置き去りになっていた部分を職場の看護師さんの協力も得てやっとスッキリできた訳ですw

(「◯◯性」と付く病名はまだまだありますが💦) 

 

こんな感じで小さな疑問を持ち、少しずつ解消し続ける事で 日々の利用者さんへの関わり方や理解の深め方も変わってくるのではと思います。

 

さて、今回は病気の期間や特徴についてのお話となりましたが、私がサマリーをはじめ個人情報を確認する時のポイントがあります。

 

それは単に情報を得る、というだけでなく

相手を許せる理由を知ることなのです。

 

個性豊かな利用者さんの中には、どうしても自分と波長が合わない、と言うか。。。

正直苦手な方もいらっしゃるんですw

 

何でこの人はこんな言い方すんねん!( ゚Д゚)

何でこの人はいつもこんなんやねん!( ゚Д゚)

 

と思った時に、もう一度サマリーを確認します。

 

そこで利用者さんの今までの経緯や特に疾患を改めて知った時に「あぁ、そんならしゃ~ないか。」となるのです。(と思う様にしています)

 

言い換えると、溺れてる人に「息しぃや」と言っても無理なんですよね💦

 

今回はあくまで私の所感になりましたが、この記事をご覧になっている方も自分なりの納得のさせ方を考えてみても良いと思います。

日々の業務に追われピリピリする中、自分の感情をコントロールする為に個人情報を少し違った視点から見る事で、利用者さんとの関わり方も良い方向に変化してくるのではないでしょうか(^^)

 

<